みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

 年のはじめに

 あたたかく風もなく穏やかな元旦。大晦日まで試作を重ねたヨーグルトを使ったヘルシー簡単ケーキと秋刀魚梅煮を持ち、茨城の田舎に。着いたら4世代が住む実家に、弟、甥の家族も集合、15人で元旦の祝いの膳を囲む。

  


 写真は生後5か月と7か月の赤ちゃん。曾祖母ちゃんから手渡されたお年玉の袋を不思議そうに見ているのが可愛いかった。
 94歳の父は介護保険によるリハビリのおかげで散歩もできるようになった。裏の急な崖道を杖をつきながら歩いてあがれる。祖父が戦時中に植えた杉林の切り株に腰を下ろした父に、今まで聞き取りした先祖がどのような時代を生きて来たか。学校教育の歴史と交差させながら、今年中にまとめるつもりだと話した。でも地名や人物名は仮名にするといったら「いいだろう」といってくれた。父は自分の同期はほとんどいなくなったが、まだ身内にはそうではない人もいる。「何ページになりそうだ?」「百ページくらいかな」。宣言することで逃げ道を絶ち、やらざるをえないように自分を追い込む。

 賑やかな元旦を迎えられて喜ぶ両親。帰省は面倒でもあるが、親が待ちわびているうちは帰らねばなるまい。持参した手料理はどちらも好評だったのでほっとした。帰りの筑波エクスプレスのホーム、ピンク色の空に富士山が影絵のように貼りついていた。

 3日は娘と高幡不動尊に初詣に行く。三が日だから少しは空いてるだろうと思ったが、とんでもない。駅から本殿まで行列の人の並み。警察官まで出て交通整理をしていた。世間では9連休の人もいるからか。先行きの見えない、何が起きるかわからない世の中の不安を反映しているのか。珍しくおみくじを引いたら娘は中吉、私は大吉だった。

 ツイッターで、エネルギー政策についてのパブリックコメントの締め切りが明日に迫っているのを知らされた。忘れないように急いで書いて送信した。インターネットからだと簡単にできるから、パブコメは大体書くことにしている。