みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

 都知事選 候補者の話

 調布駅に細川さんと応援の小泉さんが来るというので、あらまあ、こんな雨の日に。しかも京王線のみ乗り入れのわびしい駅前に。と思いながらバスに乗って出かけた。
 パルコの前のバスロータリーで、宣伝カーに上がった細川さんと小泉さん。小泉さんの声は枯れかかっていて、ちょっと風邪気味? 噂ほど精彩がない印象だ。しかし、毎日細川さんの応援演説につきあっているということは、それに実際に話を聞いてみると、脱原発は本気だということがわかった。
 細川さんの話は力まずたんたんと原発や環境問題、これからの東京のめざす方向、次世代に何を残すのかという話をされていて好感が持てた。私は細川さんの立候補を何でまた唐突に、と最初は違和感をおぼえたが、彼の文明についての考え方、都市景観についての話など、一番近いかもしれない。
 舛添要一候補の「世界一の東京、世界一のオリンピック」という経済高度成長路線は願い下げだし、噛みつきそうな顔と話し方が嫌。これ以上超高層ビル大深度地下を作られるのはまっぴらご免。土建業者や関連企業は喜ぶだろうが、一般の都民はそんなの望んでいない。
 雨模様だったことと、細川さんの演説会があるというチラシが張ってあるわけではなく、周知されていないせいか、集まった人はそんなに多くなかった。それでも聴衆から演説に「そうだ」と掛け声や拍手が起きる。手を振る人の姿も。
 さて、実際の投票行動はどうなるのか。脱原発二人の候補者の票とまだ決めていない人の票がどうなるのか気になる。宇都宮候補の宣伝カーには共産党社民党の幹部が顔を並べていたが、いつもの選挙なら共産党選挙カーがやかましく回るのに、それがピタリと来ないのだ。
 もし舛添要一候補が勝てば、安倍政権が自信を持って、再稼働と原発輸出、核燃料サイクルを進めそうで気が揉める。