みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

 闘いはこれから

 昨日はまさかの吹雪、隣人から「明日ドアが開かなくなるわよ」と教えられ慌てて、玄関ドアを開けた。ドアの前に雪が吹きつけられ積もっていたのだ。夜になって小降りになったので、雪かきしてから寝た。

 都知事選は不在者投票を済ませたので余裕、神保哲生のビデオ・ドットコム視聴しながら、ヨーグルトの培養、餃子作り、デミグラスソース作りをする。なぜデミグラスソースなのかというと、エゾシカの挽肉が安かったのでニラと一緒に餃子の種にした。余った種をハンバーグにする。エゾシカの肉は始めてなので、もしイマイチだったらデミグラスソースでカバーするつもり。

 今回のドットコムのテーマは「利権の復活を目論む詐術を見抜け」ゲストは元経産省官僚の古賀茂明氏

「古賀氏によれば、安倍政権はその利権構造を守るために国民を誘導したり欺く手口が、より高度になってきている。かつては霞ヶ関文学と呼ばれる官僚詐術的な言葉が国民の代表である国会をいかに操縦するかがポイントだった。ところが現在は、官僚と政治家が協力して、非常に高度な世論誘導をやるようになっているというのだ。
 巧みに世論を誘導しながら裏では既得権益や利権を温存し、しかも自分たちが改革派であるかのように装うことを可能にするほどまでに高度化した権力の「詐術」にわれわれはどう立ち向かえばいいのか」(前文から一部引用)

 利権復活の主なもの
1 原発再稼働 2 TPP 3 アベノミクス 4 対中・対韓 5 憲法集団的自衛権
1の原発再稼働については規制委員会が再稼働ありきの人事になっている。世界一の安全基準というが、活断層か地滑りかという議論自体がおかしい。地滑りだとしても危険なわけで、こんなことしているのは日本だけだ。
 古賀さんがいうには、政府によるメディア支配・メディア側の自主規制が進み、言葉、口先だけで見ていてはウソは見抜けない。騙されないためには市民運動地域再生エネルギーの活動等にかかわれば、政府の言ってることにウソがあることに気づく。しかし、会社のために身を犠牲して働かないと競争に勝てないという男の働き方では、それに女性も社会進出をするようなり、長時間労働に追われるようになった。消費者運動、労働運動、環境運動が弱くなり、政府だけが強くなった。もう一度原発事故が起きるか、バブルがはじける。そういうことが起きないと、目が覚めないのではないかという悲観的な結論になった。

 安倍総理のNHKお友達人事も露骨で、外国のメディアが心配するほどだが、安倍さんは意に介さない。ちらりと見た国会中継民主党議員が経営委員の百田氏、長谷川三千子氏の発言を取り上げて追及したが、「私は聞いていませんから答えられません」と薄ら笑いを浮かべて答弁しない。

 友達から「受信料拒否の方法知っている?」とメールが来た。ネットで調べればあるだろうが、私自身はNHKのEテレはよく見るので、受信料拒否して見られなくなるのは困る。むしろ放送人として心ある職員がどんなに辛い立場にいるのだろうかと、はらはらし応援したいくらいだ。どうすることが応援につながるのか。元NHKの友達に聞いたら、籾井NHK会長を辞めさせることだという。確かに謝罪して済ませる問題ではない。NHKに電話して、一つ目は籾井NHK会長に辞職するようお伝えください。二つ目は内容について、オリンピックやスポーツの割合が多すぎる。夜7時のニュースは政府の垂れ流し報道の傾向が特に強い。記者の突っ込みや検証がない。NHK職員にも報道人としてのプライドや矜持があると思いますが、どうなのでしょうか。改善が見られない場合は、受信料拒否という展開もやむをえません。とこれは脅かし。
 
 1月31日放送のビデオドットコム「現行の放送法では放送への政治介入は避けられない」 放送法や放送行政に詳しい立教大学の砂川浩慶教授は、現行の放送法のもとではNHKへの政治介入は避けられないと指摘しているようだ。時間がなくまだ視聴できていないが、これも聴かなくては。
 池上彰氏の都知事選挙特番、始まったとたんに出口調査で舛添氏当選だ。細川さん、宇都宮さん、小泉さんたち応援団のみなさん大変な闘いお疲れさま。
 細川・小泉連合は歯がゆいくらい、安倍政権や原子力ムラの陰謀・復権を攻撃しませんでした。悪口をいわない爽やかさは良しとして、これからも戦う意志がおありなら、腹をくくって、利権構造まで鋭く問う姿勢を見せてください。