みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

東京の「筑波山」

2月1日は快晴。さぞ見晴らしがよかろ、とばかり六本木ヒルズ52階展望台へ。

だが富士山だけは雲が邪魔して見えない。仕方なく広い展望台をぐるーっと一回りしたら、あら、なんか見覚えのある山が。もしや? 「方角からいって筑波山だろ」と連れが言う。青い空を背景に筑波の紫峰、男体山と女体山がくっきりと浮かび、茨城の郷里から見るよりも山全体が見渡せる。東京の超高層ビルから眺める筑波山の美しさと存在感におそれいった。

 東京では西の富士山は頭だけしか見えないが、東の筑波山はさえぎるものがないので、朝な夕なに人々は筑波山を眺め敬っていたようだ。東京の小中学校の校歌の歌詞に筑波山が入っているという話を聞いた。荒川区とつくば市が友好交流都市を締結したのは、筑波山がそれだけ身近で、古(いにしえ)からこよなく愛されてきたということだろう。

東京といってもどのあたりまで筑波山が見えたのかわからないが、調べてみると面白いかもしれない。