みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

「福祉保険モニターだより」から

三年前、地域の保健福祉を担うはずの保健所が遠くなったことを知り、今保健所はどうなっているのか、多摩地域6市を管轄する府中保健所にメールで問い合わせた。

すると「インターネット福祉保健モニター登録しませんか」というお誘いがあった。「報酬はありません」という但し書き付き、気軽に勉強させてもらおうと承諾した。

年に何回か、「福祉保健モニターだより」と簡単なアンケートがメールに届く。

 

一昨日の5月1日に届いたのは、東京都福祉保健局発行 月刊「福祉保健」4月号 福祉保健局の事業内容を月刊で紹介するリーフレット。4月号では以下の情報を紹介している。 以下抜粋

 ◇ 新型コロナウイルスの拡大防止に向けて

  ―都民の皆さまへ「NO!3密」のお願い―

 ◇ 令和2年度福祉保健局の重点取組事業を紹介します!

 ◇ 令和2年度 福祉保健局予算

 ◇ 梅毒が急増しています

 

この後も続くが4番目の、「梅毒が急増しています」に目が止まった。

女性患者が増加しています

梅毒患者のうち、男性は20代から40代で、女性は20代で多くなっています。特に女性患者数は、2014年から2018年までで約7倍に増えています
妊娠中に梅毒に感染すると、お腹の赤ちゃんに感染してしまうことがあります。気になることがあれば主治医に相談しましょう。

匿名・無料で検査を受けることができます

梅毒検査は、都内の保健所や検査室(南新宿検査・相談室、多摩地域検査・相談室)で、HIV検査と同時に匿名・無料・保険証不要で受けることができます。
また、お住まいの地域の保健所で相談できます。 (以下略)引用終わり

 

ちょうど「ナインティナイン」の岡村隆史氏が、「コロナウイルスの影響で風俗にいけない」という問い合わせに対して「コロナが収束したら絶対面白いことあるんですよ。コロナが明けたらなかなかの可愛い人が、短期間ですけれども美人さんがお嬢やります。これ何でかって言うたら、短時間でお金を稼がないと苦しいですから」という発言をしたことが、ネットで炎上中。

 

当然、抗議や謝罪などを求める声、署名なども始まったようだが、私は岡村隆史氏のように考える男は少なくないと思っている。そういう風俗通いの男性を代表する岡村氏の女性観や、濃厚接触をせざるをえない仕事に対して、コロナウィルスに感染するかもしれない、または梅毒やエイズなどを移されるかもしれない不安や恐怖を抱きながら、それでも風俗で働かざるを得ない女性の気持ちや置かれた立場をどう考えるのか。聞いてみたい。

それに男性側も感染するリスク、家族やパートナーに移す可能性もあるはず。

 緊急事態宣言が出ても、パチンコ店が開いていれば入ってしまうというパチンコ依存症の人たちと同じ脳内パターン? 何はともあれ 月刊「福祉保健」4月号、梅毒感染者数のグラフは衝撃的。

国としても、経済的に困窮する若い女性、シングルマザーに対する支援、あるいはサポート体制を構築するべきではないか。梅毒感染者数のグラフ 老若男女を問わずみなさんにぜひ見ていただきたい。

東京都福祉保健局発行 月刊「福祉保健」4月号 https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/soumu/fkhk/2020/2004/2004_06.html