みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

6月の花とコロナと

     ネジバナ 談義

 

夕方に自分の住む団地の庭に降りてみた。

月に一回棟ごとに住民による定期清掃が行われていたが、三密を避けるため中止になっている。

草取りをしないため、芝の間から雑草が顔を出している。背の低い雑草の間に見覚えのある草を見つけた。ピンク色の小さな花がねじれて咲くネジバナ。目をこらすとあちこちに咲いている。

 

  ネジバナ

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ネジバナの愛好家は少なくない。人の手が入らない場所にこつ然と姿を現す。

車道の縁石が壊れた隙間にすっと咲いているのを見たこと。とんでもない所に気ままに咲く。さっそくお隣の愛好家の女性に電話で知らせる。

「あらー教えてくれてありがとう。庭の手入れをしなくなったから」と弾んだ声が返ってきた。「これもコロナのおかげね」とネジバナ談義。

 

 

       ほたるぶくろ

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昔はこの袋のような花に、蛍を入れて遊んだという。

私の田舎では蛍が今も飛び交うが、なぜかほたるぶくろの花をみたことはない。

東京に来てから、ほたるぶくろの花をよく目にするようになった。

これから散歩道にクチナシの花、タイザンボク、香りの立つ花がつぎつぎに咲くので目を離せない。

 

   図書館に自粛は必要?

6月16日から市民センターや図書館の閉鎖が解除になった。

やっと本が借りられると喜びいさんで図書館へいく。

ドアの前で番号札をもらい、距離をおいて並ばなければならない。

一組出ると次の人が入館できるのだが、館内はガラガラ。滞在時間は25分なので、借りる予定の2冊の場所を聞いて直行する。

雑誌や週刊誌、新聞も読みたかったが、時間を気にしながらめくり、制限時間ぎりぎりに出る。

図書館の自粛・規制をなぜこれほどまでに過剰にするのかわからない。

図書館はふだん飲み食い、おしゃべり禁止なので、カラオケ、パチンコ店、居酒屋、接待を伴うバーやクラブのような、接触・濃厚感染の可能性は低い。

図書館の自粛・規制はいかにも杓子定規でお役所的。

図書館を3ヶ月も休館にしたことのデメリットを考えてみる。

せっかくのスティホーム、忙しい日常から解放され、こういう時こそ読書や新聞などもじっくり読んでみたいもの。子どもたちにも絵本を読ませたい。

私も何冊か本を購入したが、書店の本の売り上げが伸びたそう。これは良い経済効果といえる。

 

  いつまでマスク?

 さて6月ともなると、それでなくてもマスクをして歩くのは息苦しいのに、暑さが加わって熱中症の危険があり、私は人通りの少ない道などでは、マスクをずらしたりする。ところがきちっとマスクして歩いている人が少なくない。熱中症とコロナ感染の症状は見分けがつき難く、救急搬送された病院では対応に苦慮しているらしい。

日本人は上からマスク着用といわれると、しっかり守る。だからコロナ感染率が少ないのかもしれないが、暑いときはどうするか。自分で判断して身を守るために臨機応変に対応しないと、医療機関の疲弊は増すばかり。