みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

コロナ禍の梅雨   

   梅雨時の野菜と花

 

「赤ジソを買いに行かなくちゃ」

 7月5日朝、テレビで都議会議員選挙開票結果の番組を見つつ、雨模様の空が気になる。ぽつぽつ降り始めたので、雨ガッパ着て電動自転車を走らせる。毎年購入している生協の直売店に着いたら赤ジソは売り切れ。我がベランダには青ジソが元気に育っているが、ベランダ園芸のこと赤ジソまでは手が回らない。

「何としても赤ジソを買うぞ」 次に農協の直売店に向かう。赤ジソの束がいくつか残っていたので、赤ジソ、ミョウガ、新ジャガ、茄子などを買った。

それからリサイクルセンターに寄って、無料の腐葉土の山からスコップでビニール袋に入れて帰る。鉄筋長屋の裏庭の一角、畳一枚程の花壇。紫陽花が咲き終わり、枝を短く剪定してさっぱりした空間に、購入した朝顔とひまわりの苗を植え替える予定。

今咲いているのはホタルブクロとツルバラが少しだけ。どの場所に植えたら映えるのかを考えながら、腐葉土を入れる。雨期は害虫や病気が出やすい季節、自然農薬の竹酢液をスプレーし、雑草を抜き、花ガラを摘みながら観察を欠かせない。

両手と指先に力が入らず痛むので整形外科を受診したら、「母指CM関節症」と診断され、手の使い過ぎといわれた。腰痛や膝の痛みも少し出てきたし、庭仕事がいつまで出来るかわからない。コロナ禍、外に出かけることが少ない80代以上のお年寄りたちが、季節の花を見て楽しんでくれるのが励みになっている。花は少しでも多くの人に愛でられてこそ輝く。

 

紫蘇(シソ)の効用

シソがいかに健康によいのか検索すると、ドドドと出てくる。アレルギーに良い、老化を防ぐ、免疫力を高める・・・等々。

赤紫蘇は梅干しに使うのではなく、私の場合は赤紫蘇を鍋に水1リットルと砂糖を入れて煮出してジュースを作り、最後にクエン酸を入れるか、梅ジュースの酸味とミックスさせる。絞った後の紫蘇は佃煮にする。梅ジュースのシワシワになった梅はジャムに、薔薇の花びらを少しずつ冷凍して貯めていたのでこれもジャムにする。

コロナワクチン2回目接種後、ずっと倦怠感が続いていた。毎日昼寝が欠かせなかったが、腕まくりして料理を始めたら眠気が消える。冷蔵庫の奥に追いやられてる食材を取り出して、次々に常備菜に変身させる。2年前に生協で購入して、半分残っていた岩手県宮古の重茂産「塩蔵茎ワカメ」、しっかりした素材なので塩抜きしてから炒めてきんぴら風に仕上げたら、とても上等の常備菜になった。ご飯に合い食がすすむ。

一通り料理を作り終えてからタッパーや袋に小分けする。料理名を書き、冷凍するものは冷凍室に入れると、もう夕方に近い。

   赤紫蘇ジュースと梅ジュースのミックス

 

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最後に紫蘇ジュースと酸味のある梅ジュースを合わせる。一段と美味しく、鮮やかな赤色になり惚れ惚れする。梅と紫蘇のジュースは亡くなった娘が大好きだった。梅と紫蘇のジュースを作るたび娘のことを想い出し、かなしみが押し寄せる。一人キッチンでジユースを傾ける夕暮れ。