残暑はまだ続きそう

さて、顧客は当然ながら前回書いたような理想的な利用者、家族ばかりではない。
デイサービスの理学療法士からファックスがきた。(ここはデイケアではないのに理学療法士がいる)
デイサービスでみんなと体操したり、活動するのが大好きなバーチャンがいる。
転倒して圧迫骨折、一時寝たきりになったが、リハビリのかいあり、伝い歩きで自分でトイレまで行けるようになった。歩くことに意欲的なバーチャン、理学療法士は無理しないようにブレーキかけながらも歩行訓練を続けさせたい。
ところが。娘さんは歩けるようになると危ないから、歩行訓練はしないでほしいといってきた。施設としては、もし転倒骨折でもしたら、娘さんに何といわれるかわからない。娘さんから本人に「歩行訓練はできない」と説得してもらいたいという。
うーん。難問だ。３者の気持ち、立場はわかるが、ケアマネは利用者本位であらねばならない。転ぶのを恐れて本人の意欲を抑えてしまったら、バーチャンの生きる意味はなくなる。転ばないよう細心の注意を払い、万が一不可抗力で転んだら・・・。とにかく今週中に娘さんに話してみよう。

ケアマネには最低月１回の訪問が義務づけられているが、どうしても行くのが気が重い家が幾つかある。仕事ってみんなこんなものでしょう。人間っていろいろだからおもしろいんだよね。と思いつつタメイキが。

今日の「クローズアップ現代」国谷裕子キャスターはいつもに増して美しくすてきだった。〜急増する派遣トラブル手口は〜　二重三重に派遣会社が中間搾取している事実に驚いた。派遣会社はぼろ儲け、親会社が支払う金額の半分しか労働者に入らない。派遣会社の取り分が減るから社会保険にも加入させない。こういう働かせ方を許す国の施策、弱肉強食的な経済構造に腹が立った。