みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

白菜キムチ日和

 良い白菜が手に入ったので白菜キムチ作り。一昨日塩漬けにしておいた白菜をさっと水洗いをして、水切りする。大根、玉ねぎ、ニラ、細ねぎを切り、林檎、ニンニク、生姜を擦って、白菜の葉の間に唐辛子のたれとともに入れていく。アミの塩辛は手に入らないので、イカの塩辛を冷凍し、細かく刻んで入れる。これをかめに詰めて数日かけて熟成させる。本格的な韓国キムチには程遠いが、私にはこのサラダ感覚白菜キムチがあっていて、冬になると毎年作る。韓国の人々の元気さ、活力の源は国民食であるキムチにあるのかも。やはり、それぞれの国の風土に合った伝統の食品には力がある。


11月7日に放映されたNHK シリーズ原発危機 「安全神話」当事者が語る事故の深層 
「絶対安全」とされてきた原発安全神話がもろくも崩れさったと、よくいわれるが何か空々しく聞こえる。

 たまたま調布のみさと屋さんのサイトhttp://www.jca.apc.org/~misatoya/gensuikin/index.htmlを見たら、高木仁三郎さんの講演内容と最後のメッセージが掲載されていた。
2000年10月8日に永眠された高木仁三郎さんの「友へ」と題した最後のメッセージ
 原子力時代の末期症状による大事故の危険と、結局は放射性廃棄物がたれ流しになっていくのではないかということに対する危惧の念は、今、先に逝ってしまう人間の心を最も悩ますものです。後に残る人々が、歴史を見通す透徹した知力と、大胆に現実に立ち向かう活発な行動力をもって、一刻も早く原子力の時代にピリオドをつけ、その賢明な終局に英知を結集されることを願ってやみません。

 
 高木さんの「反原発出前講座」を聞いていたから、新潟地震の時も真っ先に原発のことを心配したし、けっして原発を安全だなんて思っていなかった。高木さんの写真を見ながら、涙が出てきてしまった。
 民主党政権はあろうことか国民の脱原発の感情を無視して、原発の輸出を再開してしまった。事故が起きた場合の責任をだれが負うのだろうか。
原発をどうするか、みんなで決める』国民投票に向けてー という本を読む。説得力があった。高木さんのいう、歴史を見通す透徹した知力と、大胆に現実に立ち向かう活発な行動力を持つ人々が日本にも確かにいます。及ばずながら私も国民投票に向けて協力したいと思う。