みち草

2004年からはてなぶろぐを書いています。このぶろぐでは日常の身辺雑記中心に書きます。

2005-01-01から1年間の記事一覧

『散るぞ悲しき』

初秋らしいさわやかな朝だ。洗濯をすませ、自転車で農協に地場野菜を買いに行く。 早く行かないと売り切れてしまうので。ミョウガとアオジソ、ナス、ピーマンを買った。 『散るぞ悲しき』 ー硫黄島総指揮官・栗林忠道ー 梯久美子著 2005年7月30日発行…

残暑

炎天下アスファルトの往来。七十代後半だろうか、すてきな着物姿の老婦人とすれ違った。 白地に細かい絣の夏の着物が涼しげだ。薄茶色の細帯は下半分が縞模様。淡いベージュの日傘に白い足袋。振り返って後姿を目に焼き付ける。帯はやはり貝の口にきりっと結…

朝、雑草をカマで刈り、汗だくになる。蒸し暑かったが、自転車で図書館へ行きがけに投票を済ませた。会場に入り最高裁判所の方をチェックするのが頭から抜けていたことに気づいた。 あてずっぽうでバツするのもと、白紙のまま入れた。 夕方、雨が降って涼し…

朝のニュースで、宮崎駿監督がベネチア映画祭に出席、栄誉金獅子賞のトロフィーを手にしているのを見た。たしか、この前の賞では代理人が出席したはずだが。 記者会見で、世界がどうなるのかわからないという絶望とこれから生まれてくる子どもを祝福しなけれ…

台風一過

午後6時半頃、友人から空がきれいだから見て と電話が入る。 ベランダから台風置き土産のグレーの雲とショッキングピンクの雲が織りなすダイナミックな夕焼けに見入る。細い月の上に小さな星が涼やか。刻々と変化する空は浮世の憂さを一瞬忘れさせてくれた。…

日曜の夜のアニメ

アニメ「雪の女王」 一度つけっぱなしのテレビで偶然見て以来、お気に入りになった。日曜日の夜、1CH 夜7時半から。 今日は「吟遊詩人」だった。舞台が炭鉱というのは意外で新鮮だった。出だしのところ、吟遊詩人ラギの歌がステキだった。録画しておきたか…

町田の空

昨日午後5時過ぎ、小田急線町田駅までの道を何人かでおしゃべりしながら歩いていた。 いきなり今まで聞いたこともない爆音が会話をかき消した。「何なのー」と空を見上げる。大きな戦闘機が腹を見せて空を突っ切っていくところ。こんなに大きな戦闘機を見た…

党首討論会

たまたまテレビをつけたら、党首討論会を行っていた。日本記者クラブからの中継である。 あい変わらず小泉さんは郵政民営化一点張り、中身についての議論も、民営化されればすべてOKという論理で、討論にならない。それに自分の任期は1年だけ、後は後継者…

テレビ討論見たけど

選挙の選択肢として、各党政策責任者の討論を聞いた。私は頭が悪いから、数字あげて説明されてもそれが正しいかどうか判断できない。まぁ私は高齢者福祉の現場にいるから、この分野に関してはどういう問題が起きているか、議員さんよりもわかるつもりだけど…

各党首は徹底討論して

朝まで生テレビ「激論 小泉純一郎にこれからの日本をまかせるのか」 録画したのを見る。 田原総一郎は老いて意気軒昂だが、朝生もだいぶ顔ぶれが変わった。 共産党に上田耕一郎という弁の立つ名物幹部がいたが、もう亡くなったのだろうか。 瑞穂ちゃん奮闘し…

民営化の内実

今朝の朝顔 民営化って本当のところがわからなくはないか。歳出を抑えるのを大前提としても、民営化が真に国民の利益になるような制度になっているか、点検し監視する仕組みが開かれないと。 民営化、市場原理ということは採算に合わないことはやらないとい…

厚木につながる空の下で

今日は仕事の用で小田急線の中央林間駅に降りた。初老の男性に道を尋ねていると、軍用機が爆音とともに空を斜めに突っ切って行く。驚いて「凄いですね」というと「厚木飛行場があるから。こんなのまだいい方だよ」という。厚木というと小田急線の延長上の駅…

手探り更新の悩み

ホームページ「東京大空襲と下北沢」の方は更新もせず放置していた。それなのに毎日アクセスしてくれる人が少なからずいることが不思議だった。 ヤフーのオススメサイトに載った時は何千ものアクセスに目が回った。11日は300人のアクセスがあった。これ…

小泉首相に捧ぐ

清沢冽「暗黒日記」 昭和20年1月14日(日)[新聞記事] ”俺も散らうぞ華やかに” 前線に空の特攻隊の歌生る 揃いの紫のマフラーに莞爾として二十歳前後の若者が空の特攻隊として出陣する、その際高らかに歌ふ「空の特攻隊」の歌が比島陸軍航空部隊で作られ…

薄明かりに咲く白い花

我がベランダの緑のカーテン、四葉キュウリが盛りを過ぎ、薩摩レイシがガンバッテイル。三番、四番手はアサガオ、ヨルガオ。ヨルガオのつかの間の芳香を惜しむ。携帯で撮ったがやはり黒くなってしまった。NHkスペシャル「そして日本は焦土となった」 期待し…

調布にも空襲があった

調布市平和祈念事業(H17年度) 平和の礎展 「私たちのまちにも空襲があった」〜残されていた調布の空襲記録〜 8月6日ー15日 午前10時ー午後6時 調布市文化会館たづくり(京王線調布駅下車すぐ) 2階ギャラリー 主催 調布市・調布市教育委員会 調布に…

開高健記念館

午前8時、帽子、長袖、ズボン、軍手で集合。盆踊りのやぐらの解体作業。出欠を取るので出ないわけにはいかない。ベニヤ板の釘抜きを二人一組で、だんだん熟練しておもしろくなった。暑いの何の、帰って頭からシャワー浴びる。 午後は茅ヶ崎の開高健記念館へ…

絶望も希望も

外は夏祭り、盆踊りの最中だ。私は行かないが、やぐらの解体の当番が待っている。・「断絶の世紀 証言の時代」 徐京植、高橋哲哉著 ・「プリーモ・レーヴィは語る」 マルコ・ベルポリーティ編 の2冊を続けて読む。私がプリーモ・レーヴィという人の名前を知…

白洲正子と薩摩隼人

続けて白洲正子の自伝と彼女について書かれた本を読む。 白洲正子は古きものを愛しながら、斬新であり続けた魅力的な女性だ。小林秀雄、青山二郎との交友はステキだし、夫白洲次郎との関係はさわやかで好感が持てる。 白洲正子の人と成りを考える上で、幼い…

ナマズさん お静かに

今までにない大きな揺れだった。まずドアを開けて、隣人と顔を見合わせ「大きいわね」と言い合うことで、少し気持ちが落ち着く。大地震ではご近所が頼りだ。8月からの仕事が町田なので、そのつながりで白洲正子の「対座」を読んでいた。おもしろくて止めら…

時にはラジオを

今日、もうすぐ午前9:05〜11:50まで、NHkラジオ第一で鎌田實「いのちの対話」が始まります。早乙女勝元、池田香代子が出演、宗次郎のオカリナも流れるそうです。 昨日偶然週刊誌を見ていて見つけた。 楽しみ。

 辺見庸 は健在

週刊金曜日 7月8日号に辺見庸へのインタビュー形式を取った書き下ろし ”いま、「永遠の不服従」とは何か” が掲載されていた。5回の連載になるという。 辺見庸の病状は気になっていたが、病床生活や経過について情報がなかった。 脳出血の後遺症は軽くはな…

どこへ逃げたらいい?

今日のサンデープロジェクト、「イラクからすべての軍が撤兵したらよい」とタカ派(?)の石原新太郎氏が言ったのに驚く。 テロに屈することになるから少なくとも日本は12月までは撤兵できないという論理では、東京や都市の住民、通勤客をテロから守ることは…

またもや殺戮

英国で同時テロ、死者は50人、もっと増えそうだ。前日、オリンピック開催地がロンドンに決まり、ブレア首相の得意満面な顔が大写しになった矢先の暗転だ。 日本でも駅や交通機関などの点検が強化された。しかし、テロを防ぐのは戦争を防ぐより難しい。 イ…

選挙日和

昨日の都議会議員選挙の投票率が43・99%だという。 それでも半数近くが行ったんだ。私は今回投票に行ったし、娘にも行くようにメールしたけど。都議会にどういう問題があるのか。都政は何が焦点なのか見えない。 都議会議員選挙に限らず、現在の選挙の…

田原坂

ベランダに甘い香りが漂っている。何だろうと思ったらニガウリの花だった。ニガウリは2本あって、沖縄のと、薩摩レイシだ。薩摩レイシは葉の形がギザギザして切込が深い。 昨夜はNHK『その時歴史は動いた』 さらばサムライ西南戦争の真実・田原坂 を見た…

慰霊とは

ニュースで、天皇皇后がサイパンを訪れ、戦車の残骸の残る浜辺で当時の話を真摯に聞いている姿に感動してしまった。天皇のサイパン訪問にあたってのあいさつを見ても、形式的なものではなく、関係者から情報収集して、当時の悲惨な状況を具体的にあげて、忘…

緑のカーテン

我が家のベランダ菜園、緑のカーテンにするつもりが、スダレといったところ。キュウリはツルが横に這わないので1本では足りない。しかし、ニガウリ2本がこれからがんばってくれるかも。朝顔、夕顔の苗も少しずつ成長している。今朝、キュウリの花の向こう…

また、他人の日記

一応、『高松宮日記』は斜め読み終える。『細川日記』細川護貞著も一緒に読むことでよりおもしろさがわかる。いつもながら荒っぽい読み方だが、『徳川義寛終戦日記』読んだら、入江侍従長の日記も読みたくなった。 『徳川義寛終戦日記』昭和19年9月30日…

片や皇族、片や文学者

『高松宮日記』1−3巻 『「野上弥生子日記」を読む』稲垣信子著 前者はカナ混じり文なので斜め読みで飛ばす。何せ全八巻だ。 野上弥生子は戦時中外国に出かけたが、書斎で内外の書物や情報を静かに読んでいた。8月15日、世界を相手に軍部が大バクチを打…